2010年4月2日金曜日

まぶたの腫れと目やにの治療

 まぶたの腫れが引かず、目やにが止まらないという人が来た。60代の男性である。たしかに左まぶたが腫れていた。眼科で点眼薬をもらい、1週間ほど服薬もしたが治らず、次は県立病院の内科で検査したが原因が分からないという。

 次は、脳神経外科でCTスキャン。脳に異常はない。

異常がないのは幸いだが、目が治らないのだという。触診してみると、悪い方の左の首と肩の凝り肩がひどい。

 これは、たぶん、凝りから来るものでしょう。

と言って、1時間ほど治療をした。治療途中、よく眠っていた。凝りがかなりとれたところで治療は終わり。

 はい。終わりました。目はどうですか?

 あれ、開くなあ・・・・・。まぶたが軽いな・・・・

この症状は、凝りが血管を圧迫して、まぶたの細い血管が腫脹していただけのものだった。こういう状態になると、感染も起こしやすくなるので、目やにも出る。

ただそれだけのことである。こういう場合は、凝りを取る治療を先にした方が時間的にも経済的にも効率がよい。

本当に、脳や心臓や他の臓器に病変があって、それが原因ならば、凝りを取ったところで症状は消えない。

針治療は、検査にもなるのだが、どうしても、後回しにされてしまう。

次は、うちに先に来た方がいいですよ、と、言っておいた。

 次からそうしよう、という返事であった。

0 件のコメント:

コメントを投稿