2010年3月20日土曜日

深刻化し続ける老老介護

 老老介護の問題が取り上げられるようになってかなりの年月がたっているが、状況はあまり改善していない。ご主人の介護で腰を痛めたご婦人(といっても、もう76歳なのだが)が、治療に来た。

 幸い近くに住んでる人なので、ご主人がデイケアに言っている間などに治療に来ることが出来る。この人など運がよい方である。近くに病院も治療院もないという僻地の寒村で介護をしている人たちも多い。

 子供も、親兄弟も、遠くに住んでいるという。簡単に手伝いに来ることは出来ないらしい。

 こちらに出来ることと言えば、丁寧に治療して、料金をいくらかでも安くしてあげることくらいである。それでも、いずれは行き詰まるときが来るかもしれない。

 介護用品の紹介などもしてあげた。必要なら業者も紹介できるが、それは頼まれたときのことである。こちらから話を切り出すと商売をしていると思われることが多い。

 出来る限りのことはしてあげるが、それ以上は出来ない。

これが先進国か・・・・、と情けなくなる。
 

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