2010年3月7日日曜日

止めの灸

止めの灸というものがある。私にはその腕はないが・・・・

15歳の頃、膝を痛めて、近くのK先生に針をしてもらった。浅からず深からずの針であったと記憶している。

数回の治療が終わる最後の時、

  ちょっと足に灸をすえるからな。これは止めの灸というて、これをやっておけば
  もう一生、足はわるくなりはせんからな・・・・。
  ちょっと熱いが我慢せんといかんで・・・・。
こういわれて足の裏にいくつか灸を据えられたのだが、そのときの暑さは、40年以上たったいまでも憶えている。米粒の半分くらいの灸なのだが、足の裏の灸は、本当に熱い。もっと熱いのは、足の爪の脇にすえる灸である。

 私のお客さんに、そこに灸を据えられた人がいる。慢性腎炎を治すツボである。

 熱かった~・・・熱かった~・・・熱かった~・・・

と何度も言っていたが、

 おかげであれから腎臓は悪くならない。

と言っていた。

 マッカーサーGHQが、これは拷問の道具だ!!

と言ったというのも頷けるほどの熱さなのだ。

 あれから40年以上たったが、膝が悪くなったことは無い。

@針は痛くありません。灸は熱くありません。@

 そんな宣伝文句を私は信用しない。

2 件のコメント:

  1. このコメントは投稿者によって削除されました。

    返信削除
  2. はじめまして。玄珠堂様のページは良く読んでおります。鍼灸は古くて迷信と思っておりました。が、アトピーと、若い時に痛め10年以上苦しんでいた捻挫の後遺症を、漢方・鍼灸で治してから、何事も、試してみなければ、と、改めて感じています。


    当方は、鍼灸士の方が、針を刺しておられるだけでも、体中に風が通るような快感を覚えることがあります。針は何かの力?の通り道かも? と思うこともあります。(鍼灸士の先生は何も感じて折られないとか)

    恐らく、素養に恵まれていない駄目な人が、針を刺しても、何も変わらない? 効き目の無い薬と同じになってしまうのでは? と思う事があります。

    返信削除